
2021年 10月 10日
ワクチンパスポート(接種証明書)は、コロナワクチンを接種済みであることを公的に証明するものです。海外渡航用に発行されるものを指す場合と、国内での利活用のために用いるものを指す場合があります。海外用が必要な方は、市区町村への申請が必要です。
対象となる人
海外渡航用のワクチンパスポートは、コロナワクチンを接種済みで、実際に海外渡航にあたって証明が必要な方が対象です。住所地の市区町村への申請により、発行を受けることができます。
国内で接種済みの証明が必要な方は、ワクチン接種の際に発行される「接種済証」または「接種記録書」などを利用できます。
ワクチン接種証明の種類
「ワクチンパスポート」や「ワクチン接種証明」という言葉は、海外渡航用のワクチンパスポートを指す場合と、国内での接種済み証明を指す場合があります。
海外渡航用のワクチンパスポート
海外に渡航する方が、入国先で隔離などの防疫措置の軽減を受けられるようにするための証明書です。
ワクチン接種済みの方が、住所地の自治体に申請することで発行を受けることができます。
国内用の接種済証
国内でワクチン接種済みの方への特典の提供などの際には、接種済証の提示による確認が一般的です。
接種済証とは、ワクチン接種の際に必要となる接種券の右端の部分に、接種記録のシールを貼り付けたものです。
海外用ワクチンパスポートの申請方法
必要書類
1. 申請書
市区町村ごとの書式
2. 旅券(パスポート)
旧姓・別姓・別名の記載がある方は、それらが確認できる本人確認書類が必要
3. クチン接種券
接種後に残る「予診のみ」と書かれた部分が必要で、紛失した場合はマイナンバーが確認できる書類が必要
4. 接種済証または接種記録書
5. マイナンバーカード
一部の市区町村で、オンラインで申請する場合に必要
発行の際に手数料はかかりません。
代理人が請求する場合は委任状が必要です。
郵送で申請する場合は、接種券などはコピーを用意し、返信用封筒と切手を同封する必要があります。
申請方法
住所地の市区町村に対して、窓口、郵送、オンラインのいずれかの方法で申請を行います。原則として郵送またはオンラインでの申請を求める市区町村が多いです。
申請から発行までは、1週間から10日程度かかると説明している市区町村が多いです。なお、ワクチンパスポートは当面は紙で発行されます。将来的に電子申請や、電子交付への対応が検討されています。
より詳しい情報は、お住まいの市区町村にご確認ください。
